.講演ジャンル:一般 / 福祉 / 高齢者 / 人権 / 学校

講演テーマ一覧


喜味こいしは、戦前、徴用で山口県光市、広島市に赴き、
8月6日、爆心地から1.2キロの距離にある兵舎にて被爆。
広島市で終戦を迎える。
晩年、「平和の大切さを後世に語り継いでいきたい」という想いから被爆者として
戦争の悲惨さを訴える活動を始める。
「被爆体験を語ることはつらいこと。写真やテレビではない、生きた生身の被爆者を見てきた。
その人たちのことを語るのは申し訳ないが、高齢になり、いま語り継いでいかなければ…」と、
広島での被爆体験について語った。
そして今、亡き父の意思を継いで二度と同じ過ちを起こさないことを願って、
被爆2世のたまごが父の戦争体験、被爆体験を語る。



神戸市東灘区の自宅で震度7の激震を体験する。住宅の2階部分が崩れ姉が下敷きになる。
母と二人で懸命に助けようとするが女性二人で助けるには厳しい状況であったが、
ご近所の方々が姉を無事救助し一命を取り留めた。震災を体験して気付いた命の重み、
コミュニティの大切さ、避難所生活を通じて感じたことなどを語る。


父の喜味こいしは広島で被爆。
そして、50歳のときには膀胱癌を患い、人工膀胱をつけ、なお闘病生活を続けながら現役の芸人として活躍。
生前、こいしは「私は83歳まで元気にやって来られた。これは、大きな声で喋り、大きな声で笑ってきたから。」
「人生、笑って暮らしたい。」と語っていた。
それを影で支える家族の介護体験をユーモアを交えて語る。